今月のご挨拶

2021年11月01日
【11月の園だより】―報恩講 しんらんさま ありがとう!―

―報恩講 しんらんさま ありがとう!―

函館山が赤や黄色の色とりどりに染まり、季節の変化を感じる今日この頃。今年も函館山の麓にある「真宗大谷派函館別院」において、函館大谷幼稚園園児とともに“報恩講”のお参りをいたしました。 “教えをいただいたご恩に感謝をもって報いる講”として報恩講と名づけられたそうです。「あなたが生まれてきてよかった。その命を精一杯生きることを願い、願われています」という親鸞様の教えは、1262年90歳で亡くなられてから、じつに750年以上経つ今でも受け継がれています。元町にある 大きなお寺の荘厳な飾り付けで、普段のお参りとは異なる雰囲気が漂う中、並んでおられる親鸞様と阿弥陀様に、参加者全員が心静かに手を合わせました。子どもたちには、難しいことは理解できなくても、“今、生きていることへの感謝の心”と大人になっても“自分らしく精一杯生きる力”を持ち続けてほしいと願ってます。今月27日・28日に行われる“報恩講のお遊戯会“。子どもたちは、大好きなお父さん・お母さんに見てもらえる喜びを胸に練習に励んでいます。当日は、張り切っていきいきと笑顔で表現する子、緊張と照れくささでいつもとはまた違う様子を見せる子など、様々だと思いますが、これまでの取り組む姿の変化・成長友達との協力・支え合いなど、様々な視点から見守ってあげたいと思っています。そして、なんといっても、終わった後、楽しかった!うれしかった!もう一回やりたい!と感じられる
か・・・ドキドキした分、特別な感情が湧き上がってくるのではないかと思っています。
各クラス、工夫を凝らしたオリジナルの発表。仲間と力を合わせ、今を精一杯
生きているその姿に出会えることを楽しみにしていてくださいね!
園 長  中村 享子