子どもたちの笑顔がはじけ、元気な声が響きわたっている幼稚園にも、いよいよ別れのとき、年長ぼたんぐみ２１名、たけぐみ１８名の巣立ちの日が近づいてきました。通い慣れた幼稚園ともさよならです。この園舎で遊び、過ごした日々。友達や先生方との出会いから、多くのことに気づき、学び、身につけてきました。“不思議だね！”“やってみたいね！”の思いで取り組み、“できた！”と成功体験を重ね自信をつけました。うまくいかない場面からは、挑戦する気持ちや次に切り替える心が育まれました。今、目の前にいる子どもたちは、コロナ禍の中でも揺らぐことなく、心身ともに大きく、つよく、さらには柔軟性・適応力も育ったことと思います。その子どもたちの心の支え・パワーの源となっていたのは、まちがいなく保護者の皆様の深く・温かな愛情です。さぁ！新たな一歩の始まりです！ピカピカのランドセルにあふれるほどの夢と希望をいっぱい詰め込んで、力強く前に進みましょう！“花園っこ精神”で、一人一人が、いきいき・キラキラと輝く１年生になることを願っています。卒園児の保護者の皆様、保育参観や行事が中止・短縮縮小となる中、日々の健康管理をはじめ、たくさんのご支援、ご協力、誠にありがとうございました。子どもたちに限らず私たち職員も保護者の皆様のお陰で日々の保育に努めることができました。本当にありがとうございました。この“大谷幼稚園でいただいたご縁”が、いつもでも続くことを願っています。

さて、その先輩が活発に遊び様々な活動に取り組む姿を、いつも憧れのまなざしで見ていた年中少・満３・うさぎぐみの子どもたち。今度は、この子どもたちが一つ先輩になります。進級児の保護者の皆様、１年間ありがとうございました。これからも“子どもを真ん中（子どもへの思い・願いをひとつ）”に、力を合わせていきましょう。１年間の保護者の皆様のお力添えに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

園　長　　中村　享子